アラ探しより、良いとこ探し

前にも書いたことがあるが、人間というものは他人の悪い所は簡単に見つけられるが、良い所は簡単には見つけることができないものだ。結果として、愚痴っぽいことを言ってみたり、あるいは いさかい を起こしてみたりする。

人間の癖として悪い所が見えるのであれば、能動的に良い所を探していくことが大切だ。

例えば「あの人は指摘の仕方が悪いなあ」という感想から、「あの人はいろんなことを気付くのだなあ、まあ確かに気付いたことの伝え方は悪いけど」とポジティブに考え、 "Bad because"の論調から"Good but"の論調に変えていくと、世界はいろんな気付きだらけであることに気付けるし、世界が明るく見えるようになる。

とはいっても、相手の短所としか思えない部分を、ポジティブに考えるのはとても難しい。まずは良い感情を抱いている人の良い所を言葉で表現してみて、次に良い所も悪い所もあるような人、そして最後には苦手な人…と 段階的に慣れていくことが重要だ。

段階的な進行も、半年、あるいは1年の単位でやっていくものと考えて、少しずつ、アラ探しから、良いとこ探しへ転換していくようになるだろうと思う。